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ドラッカー 20/30

なぜドラッカーを知りたくなるのか

本の「そで」のことば

ごめんなさい

 

はじめて、お絵かきソフトで書いた クソ へたくそな絵です

 

 

黄色いところが 本の そで というらしいです


 ブログで、本を引用するときは、引用部分が長くならないようにしなければならないらしい。

 

しかし、ドラッカーの言葉は、その翻訳者の上田惇生さんのうまさも手伝って、どうしてもそのまま紹介したくなる。

 

何冊もドラッカーを本屋さんで購入した時期、ろくに本を読んだこともない頃に、なぜ買いまくったのか、、、それは、本屋さんで、本の表表紙を開けたカバーのそで部分に書かれてある、アツいメッセージがいちいち刺さるのだ。

 

そして、この本を読まなきゃっと思ってしまうのだ!


(以下「チェンジリーダーの条件」のそでの部分より引用)

 

「変化はコントロールできない。できるのは、その先頭に立つことだけである

 

今日のような乱気流の時代にあっては、変化は常態である。変化はリスクに満ち、楽ではない。悪戦苦闘を強いられる。だが、この変化の先頭に立たないかぎり、企業、大学、病院のいずれにせよ、生き残ることはできない。急激な構造変化の時代にあっては、生き残れるのは、自ら変革の担い手、チェンジ・リーダーとなる者だけである。

 

したがって、このチェンジ・リーダーとなることが、あらゆる組織にとって、21世紀の中心的な課題となる。チェンジ・リーダーとは、変化を機会としてとらえる者のことである。変化を求め、機会とすべき変化を識別し、それらの変化を意味あるものとする者である。

  

(引用以上)

 

marketa_starによるPixabayからの画像

僕はこのそでの言葉だけ読んで、次の日から行動が変容していった。若かったね~。勇ましい自分に少し酔っていたのね。

 

歯科業界のなかで、高齢者対象の歯科医療とはどうあるべきかを、自ら先頭に立つ覚悟で、任された歯科医院を運営していかねばならないと、武者震いしたことを思い出す。

 

当時は、業界のことなぞ知らない少年だった・・って30過ぎてたけど。

 

しかし今思えば、ドラッカーの薬が効きすぎたようにも思う。精力を注いだ仕事は、予想以上に成果をあげたが、よくよく世の中を観察してみると実際には、変化を求めず動かずにいても生き残っている会社、診療所、団体は多い。

 

変化、改革、変革と声高に叫べば叫ぶほど、その一方でで、保守的な、古臭い考え、モノ、ヒトが ”かたくな” になっていくんとちゃうか?って今は感じる。それはそれでいい。

 

でも、個人として ”おのれ” を見つめたとき・・・

 

少なくとも、自分という人間の人生においては変化を求めるべきだと今でも感じている。あくまで自分が「おれはこれでええわ」と今ある自分を認め続けるためにも。。。人生に飽きないように。。。

 

おもんなかったら、おもろくなるように工夫していくってこと。だれもしてくれへん、孤独やけど自分でせなアカン。

 

それが自分には、あの成果をあげ続けていた仕事をやめることやったんやと、今わかったわ。

 

 正気の沙汰じゃないと周りに思われたけど、おもろくするために ジャンプしてしもうたんや。

 

あんたのせいやで、ドラッカーさん。

 

 

大好き!

 


*引用元

チェンジ・リーダーの条件

ーみずから変化をつくりだせ!ー

著者/P.F.ドラッカー

翻訳者/上田惇生

発行所/ダイヤモンド社


(以下「プロフェッショナルの条件」のそでより引用)

 

「成果をあげることは一つの習慣である

 

 

(引用以上)

 

この成果をあげる習慣については、前回までのブログで紹介してきた。

 

組織の中の自分だけでなく、個人として働く者にとっても必須の考え方であると思う。

 

少なくとも、実行して損はしない。

 

せやけど、こんなセリフ吐けたら、格好よろしいなぁ

 

「わてにとって、成果をあげるのは、まぁ習慣のようなものですわ」って。。。

 

個人事業主になってからは、さしたる目標もなく漫然と生きてしまっている。

 

せやけど、今の自分は、「それでええやん」って言う。

 

これはもしかして、ドラッカーと同時に読んでいた あの 本 の薬のほうが効いてるんかも。


*引用元

プロフェッショナルの条件

ーいかに成果を上げ、成長するかー

著者/P.F.ドラッカー

翻訳者/上田惇生

発行所/ダイヤモンド社


(以下「実践する経営者」のそでより引用)

 

「機会は、それに値する者の扉だけを叩く

 

「成功への道は、自らの手で未来をつくることによってのみ開ける。

 

みずから未来をつくることにはリスクが伴う。しかしながら、みずから未来をつくろうとしないことのほうが、リスクは大きい。

 

たとえ本書で述べたことを実行しても、成功するとはかぎらない。

 

だが、本書で述べたことを実行しないで成功することはない。」

 

 

(引用以上)

 

自信マンマンに、ドラッカーさん、言いきっとるし。。

 

これはドラッカー+出版社さんの戦術かもしれんけど、あのころのナイーブすぎる、自分には強烈すぎた。

 

こんな風に書かれてあるもんだから、成功というものに焦がれていた30代にはこのそでの言葉だけで、気分が高揚し、早くこの本の中身を知りたいと思ったものだ。

 

うぶすぎたのかもしれない。


*引用元

実践する経営者

成果をあげる知恵と行動

著者/P.F.ドラッカー

翻訳者/上田惇生

発行所/ダイヤモンド社