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歯はすり減る(歯のエイジング)

当たり前なのかもしれませんが、歯は使えば使うほどすり減っていきます。

 

歯だけが、すり減った分はそのままになります。自然に戻ることはありません。

 

髪の毛も、爪も生え変わりがあるのに、歯だけが乳歯から一回生え変わったのちは、そのままです。

 

減る方向にしかいきません。

 

かみ合わせも変わり続けます。

歯の減り方は、上下の歯が接触している時間に比例する

TumisuによるPixabayからの画像

家族の方や知人の方が夜に歯ぎしりをしている音を聞いたことがありますか?

 

まさにあの時、歯がすり減っています。

 

大きな音がしなくても、上と下の歯がこすりあっている時は歯がすり減っていきます。

 

朝、昼、晩と食事をして上と下の歯が接触して「噛む」という運動をしますが、この3食の間に上と下の歯が合わさっている時間の合計は、研究によると3分弱だそうです。

 

一方で、夜8時間睡眠するとして、上と下の歯が睡眠中に合わさる時間は15分程度あるということです。

 

夜にすり減っていくのです。

 

 

昼間にくいしばり癖のある方も減っていきます

くいしばりは、いろいろな不快な症状が出てきますが、それよりも、歯が静かにすり減っていくことも知っておく必要があります。

 

 

問題は、歯科治療を受けた歯の硬い詰め物やかぶせ物

Nina EdmondsonによるPixabayからの画像

もしも、何も対策を取らずに、すり減りに任せたらどうなるか?

 

 

意外と何も起こらない。

 

 

しかし、それは、歯科治療を受けていない場合です。

 

 

どこかに、歯科の詰め物やかぶせ物があるとき、特に歯のエナメル質よりも硬い材料が使われている時が問題です。

 

 

歯科治療を受けていない歯が、徐々にすり減り続け、かみ合わせはそれに合わせて、低くなっていくのに、硬い詰め物やかぶせ物はすり減ってくれません。

 

全体としてバランスよく減っていってくれれば、心配しすぎずともそのまま、永久歯を使い続けることができます。

 

金属、セラミックのかぶせ物のところで、あるいはその対になっている歯(上の前歯なら、その対になっているのは下の前歯ということになります)が高くなってきます。

 

バランスが崩れてくるのです。

 

それが、様々な症状を引き起こしていくのです。

人生100年時代に、歯をすり減りをなるべく遅らせましょう

Nina EdmondsonによるPixabayからの画像

寿命がどんどん長くなっている今、減り続ける歯は、なるべくなら、そのスピードをゆっくりさせていきたいものです。

 

特にすでに歯科治療を受けている場合は、なおさらです。

 

歯科治療を受けた歯が時間の経過とともに問題を起こさないように、周囲の天然の歯科医療を受けていない歯が減っていかないようにするのが、得策です。

起きている間、くいしばらないようにする

まず以下をチェック

 

  • 口を閉じている時、くちびるだけ閉じ、上と下の歯は接触させない。
  • 力仕事をするとき、例えば固いビンのフタを開けるときにも、歯は接触させずくちびるを少し開けた上と下の歯の間に巻き込むようにして、歯を守り、力を入れる。
  • 細かな作業をするとき、集中するあまりくいしばることがあるので注意。

口の中に歯よりも硬い材料を使った歯科治療を受けている場合は、マウスピースを作ってもらいましょう

アメリカでの歯科治療は大変お金がかかることで有名です。

 

しかし、アメリカでは歯科治療を受けたらマウスピースを作ってもらい、それを夜間使うように歯科医師が勧めることは、日本よりも多いと思います。

 

マウスピースは、すり減りを防ぐ、簡単な装置です。費用対効果は抜群です。

 

日本では保険適応されることも可能でしょう。

 

これは、先に述べた、バランスを保ち続けるために必須アイテムです。

 

 

ジムに行ってトレーニングする場合はマウスピースが不可欠

5132824によるPixabayからの画像

体を鍛え、筋肉を維持することは大切です。

 

ジムに行ってトレーニングする人も増えてきました。

 

ただ、トレーニング中に歯を食いしばることが多いので注意してください。

 

マウスピースをはめてトレーニングに臨めば、歯のトラブルは激減します。

 

ぜひ、トレーニングするならマウスピースを!

夜はマウスピースをして寝る

Claudio_ScottによるPixabayからの画像

そして、最後に夜にはマウスピースを忘れずに入れて寝ましょう。

 

これを習慣化できれば、今後の歯のトラブルは必ず減るでしょう。